最新のお風呂にしたい」「そんなにお金かけるの?」——お風呂リフォームで夫婦が止まる瞬間

リフォーム編

※この記事にはプロモーションが含まれています

「最新のお風呂にしたい」「そんなにお金かけるの?」——お風呂リフォームで夫婦が止まる瞬間

「そろそろお風呂、古くなってきたよね」。
そんな何気ない会話から始まったはずのお風呂リフォーム。
気づけばショールームで夫婦が無言になっていた——そんな経験、ありませんか?

お風呂のリフォームは、キッチンと並んで夫婦の意見が割れやすいテーマです。
見た目の好み、機能へのこだわり、そして予算感。
この3つが絡み合うと、話がまとまらなくなるんです。

この記事では、元LIXILショールームコーディネーターの私が、
お風呂リフォームで夫婦がよく揉めるポイントと、後悔しないための考え方をお伝えします。

よくある夫婦のすれ違いパターン

パターン①「機能てんこ盛り」vs「最低限でいい」

ショールームに行くと、ミストサウナや打たせ湯、
肩湯など魅力的な機能がずらりと並んでいます。
奥さまが「肩湯って気持ちよさそう!」と目を輝かせる横で、
旦那さまが見積もりを見て固まる。

「それ、毎日使う?」と旦那さまが言った瞬間、空気が変わります。

実際にショールームでも、こんなやり取りを何度も見てきました。
「せっかくリフォームするなら良いものにしたい」という気持ちと、
「必要最低限で十分」という気持ち。
どちらも間違っていないからこそ、ぶつかるんです。

パターン②「見た目重視」vs「掃除のしやすさ重視」

「黒い浴槽ってホテルみたいでかっこいいよね」と旦那さまが言う。
すると奥さまが「黒は水アカが目立つって聞いたけど……」と返す。

デザインを優先するか、日々のお手入れのしやすさを優先するか。
これも本当によくあるすれ違いです。
毎日の掃除をどちらが担うかによっても、重視するポイントが変わります。

なぜお風呂リフォームですれ違いが起きるのか

お風呂は「体験の記憶」が強く影響する場所です。

旅館やホテルで入った広いお風呂の記憶がある人は、自宅にもその快適さを求めます。
一方、実家の古いお風呂で苦労した記憶がある人は
「とにかくカビにくくて暖かければいい」と考えます。

つまり、同じ「良いお風呂」という言葉でも、夫婦で思い描いている姿がまったく違うんです。
この「理想像のズレ」に気づかないまま話を進めると、見積もりの段階で一気に揉めます。

コーディネーターが使っていた「解決の問いかけ」

私がショールームでよく使っていた問いかけがあります。

「お二人にとって、今のお風呂の”一番イヤなところ”はどこですか?」

リフォームの話をすると、つい「何を足すか」に意識が向きがちです。
でも、本当に大事なのは「今の不満を解消すること」なんです。

あるご夫婦にこの質問をしたとき、旦那さまは「冬場の寒さ」、
奥さまは「カビの掃除」と答えました。
実はこの2つ、どちらも「断熱性能の高いユニットバスに入れ替える」
という同じ解決策にたどり着きます。

不満の根っこが同じだとわかった瞬間、お二人の表情がパッと変わったのを覚えています。

もうひとつ、よく使っていた問いかけがあります。

「その機能、週に何回使いそうですか?」

ミストサウナや浴室テレビなど、ショールームで体験すると欲しくなる機能はたくさんあります。
でも「週に何回?」と具体的に聞くと、ほとんどの方が「うーん、週1回……いや、月1回かも」
と正直に答えてくれます。

月1回の機能に10万円以上かけるのか。
その分を断熱や床材のグレードアップに回すのか。
具体的な頻度で考えると、夫婦の判断軸がそろいやすくなります。

お風呂リフォームで後悔しないための3つの視点

①「毎日のこと」と「たまのこと」を分ける

お風呂で毎日やることは、入浴と掃除です。
この2つに直結する要素——床の暖かさ、排水口の掃除のしやすさ、
換気性能——にはしっかりお金をかける価値があります。

逆に、ジェットバスやテレビなど「あったら嬉しいけど毎日は使わない」ものは、
優先度を下げても後悔しにくいです。

②「5年後の暮らし」で考える

今は夫婦2人でも、5年後にお子さんが増えているかもしれません。
あるいは親御さんとの同居が始まるかもしれません。

将来の家族構成を想像すると、浴槽のサイズや手すりの要否、脱衣所との動線など、
判断しやすくなるポイントがあります。
「5年後、誰がどう使っていそう?」と夫婦で話してみてください。

 

ちなみに、リフォーム後の浴室をすっきり保つには、マグネット式の壁掛け収納が便利です。
浴室の壁にぺたっと貼るだけで、ボトル類が床に置かなくて済むので掃除もラクになりますよ。

③ショールームでは「引き算」を意識する

ショールームに行くと、どうしても「足し算」の発想になります。
あれもいい、これもいい、と。

でも、後悔が少ないのは「フル装備から引き算する」考え方です。
まず最上位グレードを見て、そこから「なくても困らないもの」を一つずつ外していく。
すると「これだけは絶対に残したい」というものが夫婦で一致しやすくなります。

私は実際にこう言っていました。
「まず全部入りを見てください。そこから『これはなくてもいいかな』と思うものを外していきましょう」と。
この方法だと、夫婦のどちらかが我慢している感覚が少なくなるんです。

 

なお、リフォーム後のお風呂を長くきれいに保つなら、定期的な防カビ対策もおすすめです。
2ヶ月に1回、煙タイプの防カビ剤を焚くだけでカビの発生をかなり抑えられます。

まとめ

お風呂リフォームで夫婦が後悔しないために、覚えておいてほしいことは3つです。

1. 「何を足すか」より「今の不満は何か」から始める
2. 使用頻度で機能の優先順位をつける
3. ショールームでは「引き算」の発想で選ぶ

お風呂は毎日使う場所だからこそ、夫婦どちらかの妥協ではなく、
二人とも納得できる形にしたいですよね。
「今のお風呂で一番イヤなところ」をお互いに出し合うところから、ぜひ始めてみてください。

——家づくり夫婦ラボでは、夫婦の「意見が合わない」を「一緒に決められた」に変えるヒントを発信しています。
他の記事もぜひチェックしてみてくださいね。

コメント